(4) 航空機用Oリングのグランド寸法 (JIS W 2006-1979[MIL-G-5514F])その2




注 (5)溝の直径寸法またはそれに対向するシール面寸法は、もし、その両寸法の累積公差が指定範囲を こえないならば、その
     いずれかを規定値よりも狭い公差に保って、対向面に余分の加工公差を与 えるようにしてもよい。
     例 AN 6227-26のサイズについて、A寸法を42.621~42.672(1.678~1.680)の代わりに、42.621~ 42.647(1.678~1.679)
     に抑え、その代わりに、F寸法を36.398~36.449(1.433~1.435)の代わりに、 36.373~36.449(1.432~1.435)にしてもよい。
    (6)直径すき間は、シリンダ内径とそれにはまり合う部材との全寸法差である。
    (7)JIS W 2006の3.4.3項によって1個または2個のはみ出し防止リングを用いること。
    (8)溝と隣接支え面との間の最大振れ。溝の詳細図参照。 (9)この値は受注者が実験的に定めて、発注者の承諾を受けること。
備考 -001~-005のサイズを使用する際は、注意が必要である。すなわち、外径溝に装着する場合には、 弾性限界をこえて引き伸ば
    される結果、故障の可能性を生じたり、初期故障を招くことがあるかも しれない。
    また、-001~-003に対しては、標準バックアップリングがないから、10.3MPa{105kgf/cm2} (1500psi)をこえる圧力に対しては、
    直径すき間を減少させなければならない。
    -020~-028および-131~-149については、可能な場合には、もっと適切な密封性を与えるた めに、これより大きい断面径の
    Oリングを優先的に使用することを推奨する。 したがって、これらのサイズは好ましくない。

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