(2) 現地施工大型シートライニング

バルフロンシートライニング容器は、ふっ素樹脂のすぐれた耐食性・耐熱性・純粋性を利用して、化学・鉄鋼・半導体産業等への塔・槽類・コンテナーに多く使用されている。
これらのライニングタンクは従来の中小容量から、近年の市場の要求とライニング技術の進歩が相まって、80~90m3の大容量タンクの製作も可能となり、実用化されている。
しかしながら、ライニングの特殊性から、ライニング施工工場での加工が前提であり、輸送上の制約があって、90m3以上の大容量化に問題があった。
そこで、当社では独自のふっ素樹脂シートライニング施工技術を開発し、大型タンクの現地施工を可能とした。

(a) 特長

(イ)バルフロンPTFE・PFAのシートライニングが可能。
(ロ)缶体とふっ素樹脂ライナーは、当社開発の接着方法(特許第1305679号)大面積シートで残留エアーのほとんどない、強固な接着になっている。
(ハ)接着にはゴム系の接着剤を用いている。このため缶体とふっ素樹脂ライナーの膨張差は接着剤の弾性で吸収され、ふっ素樹脂ライナーの膨れや剥離を防止すると同時に、ヒートサイクルに強い構造となっている。
(ニ)ふっ素樹脂ライナー相互は、底面自走式自動溶接機と垂直面自走式自動溶接機によって均一で強固に溶接されている。なお、本溶接方法の採用により、高さ10mまでの胴部溶接が可能となるとともに、溶接の信頼性の向上と工期の短縮がはかれる。

(b) 製作範囲(現地施工)

備考 天蓋はライニング施工上、胴部と分割のこと。

(c) 適用範囲(溶接タイプ)

圧 力:缶体設計強度による。
温 度:0℃~100




   

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