(5)取扱説明

(a)取り扱い上の注意

(イ)配管および取り付け機器内の砂、スケール等を取り除く。

(ロ)挿入時、軸パッキンに損傷を与えないよう軸(またはスリーブ)の先端部、 段付部、キー溝部分等は“アール”またはテーパー加工を施し、軸パッキンと 軸に油をうすく塗って滑りをよくし、砂、ホコリ等を付着させないようにし 挿入する。

(ハ)しゅう動面は、傷を付けないようにする。 特にカーボン、セラミックの場合、エッヂ部は傷を付けやすいので注意する。

(ニ)密封端面にはメカニカルシールのスプリング力以外の荷重(軸、スタフィング ボックス)は、かけないようにする。

(ホ)グランドカバーは、片締めにならないようにする。

 

(b)試運転

(イ)組立が完了したら軸を手で廻し、異常な荷重が負荷していないか確認する。

(ロ)静止状態で耐圧を行い、漏洩のチェックを行う。

 

(c)保管要領

(イ)保管場所は、高温所は避け、湿度の低い冷暗所がよい。

(ロ)納入状態のまま保管する。



   

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