(3) バルフロンPLPシート

バルフロンPLPシートとは、PTFE樹脂を変性させたタイプ(変性PTFE)に、かつ比重を変化させないケミカルエッチング法による接着性付与によって製作したライニング用高比重シートである。


(a) PLPシートの特長

耐薬品性:PTFEと全く同じで、化学薬品や溶剤に対して腐食・溶解・膨潤劣化がない。
耐透過性:比重2.20と高比重になっている。薬液やガス透過が極端に少なくなっている。
表面平滑性:変性PTFE特有のすぐれた表面平滑性がある。
溶接性:変性PTFE特有の溶接棒材(PFA)との融合性によさがあり、すぐれた溶接性がある。
施工性:ガラスクロスラミネートがないため、塑性加工が容易で、鏡板やマンホールフレアー部などの缶体との馴染みがよく、ライニング時のシート表面への傷発生が少ない。


(b)耐透過性



(c)エッチング(ET)シートとグラスバック(GB)シート

〈加工方法〉
E T:エッチング処理液にて化学的に表面改質。
G B:加熱処理にて溶融融合+溶融埋め込み。

〈GBシートの欠点〉
グラスバックの溶融加工時に融点以上に加熱され、その後急冷処理されるため、加熱された部分のシート比重が低下する。
比重が低下すると、透過量が急増してタンク寿命に大きく影響する。下図はライニングシート断面。GBシートは肉厚のGB側約半分が低比重化している。



   

戻る