バルカテックスガスケット

バルカテックスとは、ガラスやセラミック繊維などを使用したゴム引き織布です。

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バルカー製品番号
N214
製品名
バルカテックスガスケット

特長1
ゴム引きガラス繊維を加工したガスケットです。
特長2
機器のマンホール、排ガスのダクトなどのフランジに使用されます。
特長3
ご要求により黒鉛で表面処理をしたものも製作いたします。(メンテナンス時、フランジ面との離型性が向上します。)

適用流体
空気、窒素ガス、不活性ガス、排ガス、など
種類
ゴム引きガラス繊維を加工したガスケットです。
用途
機器のマンホール、排ガスのダクトなど。このガスケットは気密性が十分でありませんので、多少の漏れが許される箇所に使用してください。  

■ 使用可能範囲

温度(℃)
400

■ 製作範囲

呼び厚さ(mm)
1.6
3.2
4.8
6.4
<1.6×任意>

形状: 任意の形状・寸法に任意の形状・寸法に製作できます。

■ FAQ

Q. 排気ガスラインに使うガスケットは?

A. 通常はバルカテックスガスケット(N314やN214)をお勧めしますが、多少の漏れは発生します。 気密性を要求する場合にはメタルジャケットガスケットをペースト塗布して使用してください。

Q. シートガスケットなどで締め付け隙間で管理をしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか?

A. 隙間による管理は誤差が生じ易く正確な面圧が得られません。片締めの対策には有効ですので、トルク管理と併用してご活用ください。

Q. JPI、ASME/ANSI規格フランジのガスケット寸法の違いについて教えてください

A. JPIは基本的にはASME/ANSIからの引用ですので、元数値のミリ換算時の丸め誤差で多少寸法が異なることはあります。実使用上は、どちらの寸法でも同等のガスケット機能を果たすと認識します。

Q. プラント運転中は問題なくても、停止、再運転時に漏れが発生することがあるのはなぜですか?

A. 温度変化によりフランジ、ボルト、配管などの伸び縮みが起こります。その結果、温度低下時(再運転初期の低温時を含む)にはガスケット部分に締付力低下の傾向が多く見られ、緩みによる漏れとなります。よって一般的には、初回熱付加後の再運転前に増し締め(締めなおし)をしていただくようお勧めしています。

Q. 漏れ発生時の増し締めは有効ですか?

A. 有効です。漏れ時の増し締めは内圧を抜いてから増し締めを実施していただくようお願いいたします。ただし、ジョイントシートの場合では温度による硬化があり破損する可能性があるなど、製品別に注意すべき点もございます。

■ バルカーハンドブック技術編

■ バルカーハンドブック寸法編


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