(3)ガスケットカッター
(a)特 長
(イ)工事や組立て現場でフランジ用ガスケットを簡単に切り抜きできる便利な工具である。
(ロ)この製品は、支鉄自体に目盛りが付いているため、寸法合わせが容易にかつ正確にできる。
(ハ)別売の支鉄(500L)を使用することにより、1,000mmまで切り抜くことが可能である。
(ニ)化学工場や製油所、製鉄所の保守、保金部門はもちろん、機器や装置メーカーの組立工場や配管工事等の作業現場には、欠かせぬ工具の一つとしてぜひ常備のこと。
(b)使用手順
(イ)まず針芯用遊動桿②の下部に、直芯針④または屈伸芯針⑤をはめ込み、針芯押えボルト⑨で固定する。この場合、切断径が50mmまでは屈伸芯針を、またこれをこえるときは直芯針をそれぞれ使用のこと。(ロ)次に切刃用遊動桿③の溝部に刃⑥を2本の切刃押えボルト⑩で取り付ける。
(ハ)これらの針芯用遊動桿②と切刃用遊動桿③を支鉄①に通す。
(ニ)針芯用遊動桿②のV印をA図のように支鉄①のゼロ目盛に合せ、ノブを固く締める。
(ホ)切刃用遊動桿③のV印も支鉄①上の切断したいガスケットの半径寸法位置まで動かし、やはりノブを固く締める。
(ヘ)切り抜くときは、水平な台か床の上にベニヤ板かダンボール紙を敷板にして材料を上にひろげてからB図のようにガスケットカッターをおき、針芯用遊動桿②を左手でささえ、軽く押して直芯針④または屈伸芯針⑤をつきたてる。切刃用遊動桿③を右手で持ちながら、軽く押し付けて円を描くように回転させて、徐々に切り進む。
(c)切断可能範囲
最小径:50mm
最大径:540mm
ただし、別売りの支鉄(500L)を用いると直径1,000mmまで切断可能である。
(d)部品のご用命
長期の使用で部品が摩滅したときは、予備品と交換のこと。個々の部品紛失の際は、単品での注文も受ける。
(刃は5枚1組の替刃セットとして、注文に応じている。)