(2)選定基準

(a)シール基本構造(アンバランス、バランス形)

(b)密封端面の材料
注(1) バランス形にて算出した値

備  考  清缶剤等が混入されている水溶液の場合は、しゅう動面が清缶剤による影響を受けやすい ので、PV値に関係なく超硬合金vsカーボンとする。


(c)冷却法
メカニカルシールの密封端面は、しゅう動熱を発生し、また撹拌熱により軸封部の 温度が上昇するので、発生した熱が蓄積しないように効果的にこれを放散し、また密封 流体の温度が高いときは強制的に冷却を行い、一定範囲におさえ、密封端面が乾燥 摩擦現象をおこさないよう注意する。一般的に用いられる冷却法には、フラッシング、 クエンチング等の直接法とジャケットによる間接法があり、使用条件に応じて単独 あるいは組み合わせて用いる。


(d)冷却方法の区分

(e)熱交換器(クーラー)の選定 フラッシング回路に取り付ける熱交換器は、温度と流体の種類により伝熱面積を算出 することができる。

伝熱面積


備 考
1.フラッシング流量は2ℓ/分とし 70℃まで冷却する。

2.冷却水は30℃とし20ℓ/分  循環。

3.コイル材料はSUS304または SUS316。



   

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