2.3 バルブ

種類と概要
バルブは、その使用目的によって、多種類の形式および材料のなかから選択される。
主たる取り扱いバルブの種類と概要を下表に示す。

種類 製品代表型式
(バルカーNo.)
概要
PFA
ライニング
ボールバルブ
PF2
(7FC62A)
ライニングボールバルブは、フルボアと経済的なレデュースボアがある。
駆動形態としては、手動、自動がある。
接液部はPFA樹脂でライニングされ、シート部はPTFE樹脂で構成されている。
PFA
ライニング
チャッキバルブ
PSC20
(7FC31)
このチャッキバルブは、弁体がスプリングにより支持されているため、取り付け姿勢に規制がない。
接液部は、PFA樹脂でライニングされ、弁体等にはPTFE樹脂を使用している。
急速開閉形
シリンダバルブ
2方弁:HS2
(3FC16A)
3方弁:HS3
(3FC16L)
弁座パッキンはしゅう動接触ではないので、シール性は長期間安定している。またバルブと操作用空気シリンダが一体化しているので、コンパクトかつ軽量である。空気消費量も少ないバルブである。主に高速、高頻度が要求される製鉄所の圧延ラインの冷却水切換弁およびN2ガス発生装置用として使用されている。


   

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