合成ゴム打ち抜きガスケット

合成ゴム打ち抜きガスケットは、各種材質のゴムシートを打ち抜き加工したガスケットです。
十分な締付力を与えることができない低圧の用途に使用されます。

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バルカー製品番号
2010
製品名
合成ゴム打ち抜きガスケット

特長1
合成ゴムを打ち抜き加工したガスケットです。
特長2
ゴム材質はニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)の3種類です。
特長3
十分な締付力を与えることができない低圧の用途に使用されます。

適用流体
水、海水、熱水、水蒸気、原油、アルコール、動植物油、熱媒油、空気、窒素ガス、不活性ガス、など
種類
各種(NBR、CR、EPDM)材質のゴムシートを、打ち抜き加工したガスケットです。
用途
十分な締付力を与えることができない低圧の用途に使用されます。                                        

■ 使用可能範囲

ゴム材質 温度(℃) 圧力(MPa)
ニトリルゴム(NBR) -30〜120 0.5
クロロプレンゴム(CR) -30〜120
エチレンプロピレンゴム(EPDM) -40〜150

上記温度は目安としてご使用ください。

■ 製作範囲

厚さ(mm) 大きさ(mm)
1.0 最大外径1000
1.5
2.0
3.0
4.0
5.0

ご注文に際して: シートまたは打ち抜きガスケットの製作をいたします。材質、形状、および寸法をご相談ください。

■ FAQ

Q. シートガスケットなどで締め付け隙間で管理をしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか?

A. 隙間による管理は誤差が生じ易く正確な面圧が得られません。片締めの対策には有効ですので、トルク管理と併用してご活用ください。

Q. JPI、ASME/ANSI規格フランジのガスケット寸法の違いについて教えてください

A. JPIは基本的にはASME/ANSIからの引用ですので、元数値のミリ換算時の丸め誤差で多少寸法が異なることはあります。実使用上は、どちらの寸法でも同等のガスケット機能を果たすと認識します。

Q. プラント運転中は問題なくても、停止、再運転時に漏れが発生することがあるのはなぜですか?

A. 温度変化によりフランジ、ボルト、配管などの伸び縮みが起こります。その結果、温度低下時(再運転初期の低温時を含む)にはガスケット部分に締付力低下の傾向が多く見られ、緩みによる漏れとなります。よって一般的には、初回熱付加後の再運転前に増し締め(締めなおし)をしていただくようお勧めしています。

Q. 漏れ発生時の増し締めは有効ですか?

A. 有効です。漏れ時の増し締めは内圧を抜いてから増し締めを実施していただくようお願いいたします。ただし、ジョイントシートの場合では温度による硬化があり破損する可能性があるなど、製品別に注意すべき点もございます。

■ バルカーハンドブック技術編

■ バルカーハンドブック寸法編


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