(10)オイルシール

オイルシールは、回転軸の軸受部からの小さい油圧漏れを封じることと、外部から軸受部に塵埃や水、その他の侵入を防ぐ働きをするシール材である。
また、形態は小さく、取り付け取り外しが容易で、大きなスペースを必要とせず、機器の小形軽量化に適している。
このため、その用途は広範囲であり、自動車用部品をはじめ各種機器の回転部に多く使用されている。

(a)種類と特長
オイルシールは、ニトリルゴム、シリコーンゴム、ふっ素ゴム等を成形加工してリップとし、金属環で補強したものである。
リップ部にガータースプリングをはめるか、あるいはリップの背にフィンガースプリングをはめて、シール作用を補助する仕組みになっている。


備  考  
1.使用限界については、諸条件により異なる。
2.オイルシールには、この他に各種の形式と材料があるので、使用にあたっては相談のこと。



   

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