グランドパッキン 炭素繊維系

- バルカー製品番号
- 6399
- 製品名
- カーボン繊維コイルパッキン
- 特長1
- 高強度炭素繊維糸をPTFEディスパージョンで処理したのち断面角形に編組し、PTFE・微粒黒鉛で仕上げたコイルパッキンです。
- 特長2
- 繊維強度が大きいため耐久性・弾力性にすぐれ、水系・油系流体、溶剤ベーパー類などの往復動機器用軸シールに適しています。
- 色調/印刷
- 黒
■ 用途 ◎:第1推奨品 ◯:第2推奨品
| バルブ | 使用可能範囲 |
|---|---|
| 最高使用温度(℃) | 300 |
| 最高使用圧力(MPa) | 25.9 |
| pH | 0~14 |
| ANSIレーディング対応範囲 | Class 1500 |
| 往復連動機器 | 推奨用途 |
|---|---|
| 最高使用温度(℃) | 300 |
| 最高使用圧力(MPa) | 24.5 |
| 最高使用速度(m/s) | 5 |
| pH | 0~14 |
| 軸への攻撃性 | 良 |
| プランジャーポンプ | ◎ |
| スートブロアー | ○ |
■ 適合流体 ◎:第1推奨品 ◯:第2推奨品
水系流体
| 清水、海水 | ○ |
|---|---|
| 加熱水 | |
| 過熱蒸気、飽和蒸気 | |
| 上水、清涼飲料水 | |
| 汚水 | ○ |
| 泥水 | ○ |
| スラリー液 | |
| 加熱水、ボイラー給水、低圧蒸気 | ○ |
油系流体
| 動・植物油、鉱物油 | ◎ |
|---|---|
| 熱媒油(HTSを除く) | |
| 熱媒油 | ◎ |
| 原油 | ○ |
| 重油 | ○ |
溶剤
| アルコール系溶剤 | |
|---|---|
| 芳香族系溶剤 | |
| ケトン・エステル類 |
腐食性流体
| 弱酸、弱アルカリ | |
|---|---|
| 酸化性酸以外の強酸 | |
| 酸化性酸・酸化剤 | |
| 強アルカリ | |
| パルプ液 |
ガス系流体
| 不燃性ガス、可燃性ガス | |
|---|---|
| 支燃性ガス | |
| 液化ガス |
粉体等
| 粉体 | ○ |
|---|---|
| スラリー液 | ○ |
| ポリマー | ○ |
ガス体
| 空気、ガス | |
|---|---|
| 溶剤ペーパー類 |
その他
| 冷媒(フロン類) | |
|---|---|
| 低温液化流体 |
不適な流体: 酸化剤、酸化性酸
この選定表は当社が各条件において推奨する品番であり、無印のものが必ずしも使用出来ない訳ではありません。なお、御使用の条件によってはパッキンの磨耗粉や潤滑油が流体に混入することがありますので、予めご了承ください。
■ FAQ
Q. グランドパッキンの切断には、何を使えばいいのでしょうか。
A. 中型刃以上の標準的なカッターナイフ、包丁等、鋭利な刃物で切断できます。
Q. ランドパッキンの切り方に、バイアスカットとストレートカットがありますが、どちらがいいのでしょうか?
A. 1リング単位で見た場合、バイアスカットは切断面が長くなるため漏れにくい、ストレートカットは切断面の突き合わせ部がずれにくいなど、一長一短ありますが、基本的に複数段重ねて使用する製品ですので、どちらのカット方法でも使用上の違いはありません。
Q. ポンプ用グランドパッキンはなぜ漏らして使うのですか?
A. メカニカルシールやリップシールと異なり、漏らすことで,シール部の潤滑性と冷却性を確保しているためです。漏らさないで使用すれば、パッキンの焼き付きや破損、短寿命になることがあります。なお、漏らす量はポンプの運転状態、使用するグランドパッキンの性能により異なります。


