メタル中空Oリングガスケット

薄い金属管を円や所定の形状にくせ付けし、両端を付き合わせ溶接した中空の金属Oリングです。比較的低締付力でシールができ、ガスケット接合部をコンパクトに設計できるため、高温・高圧・高真空の各種機器に使用されます。

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バルカー製品番号
3640
製品名
メタル中空Oリングガスケット 基本形

特長1
金属管をエンドレス加工した金属中空Oリングです。必要に応じメッキなどの表面コートを施します。

適用流体
不適な流体
種類
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備考
用途
航空・宇宙機器、真空機器、半導体関連、原子力関連、電子機器、攪拌機、溶融紡糸装置、油圧機器など各種産業における機器のガスケットに使用されます。

■ 管材質と被覆材料 サービス温度

  材料 サービス温度(℃)
管材料
被覆材料

■ 使用可能範囲

温度(℃) 圧力(MPa)

■ 製作範囲

■ 製作範囲 ■

管記号 管径×管厚さ SUS304 SUS316 SUS321 インコロイ800 角形品の最小曲率半径(1)
(内径)
製作可能寸法
(外径)
J 0.9×0.15       4 8~100
L 0.9×0.25      
G 1.6×0.15       7 11~200
A 1.6×0.25
M 1.6×0.35      
B 1.6×0.5   6
H 2.4×0.15       22 25~350
C 2.4×0.25
N 2.4×0.35       17
D 2.4×0.5 10
E 3.2×0.25   45 40~1500
O 3.2×0.35       38
F 3.2×0.5 20
P 3.2×0.8      
I 4.8×0.5     75 200~2000
K 6.4×0.8     90 400~2500
◎:特によく使用される材料○:標準在庫材料

注(1) 角形品のコーナーRは、この数値を参考にしてください。

■ ご注文に際して

■ FAQ

Q. 400℃〜500℃で使用できるOリングはありますか?

A. メタル中空O-リングが対象となります。

Q. シートガスケットなどで締め付け隙間で管理をしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか?

A. 隙間による管理は誤差が生じ易く正確な面圧が得られません。片締めの対策には有効ですので、トルク管理と併用してご活用ください。

Q. JPI、ASME/ANSI規格フランジのガスケット寸法の違いについて教えてください

A. JPIは基本的にはASME/ANSIからの引用ですので、元数値のミリ換算時の丸め誤差で多少寸法が異なることはあります。実使用上は、どちらの寸法でも同等のガスケット機能を果たすと認識します。

Q. プラント運転中は問題なくても、停止、再運転時に漏れが発生することがあるのはなぜですか?

A. 温度変化によりフランジ、ボルト、配管などの伸び縮みが起こります。その結果、温度低下時(再運転初期の低温時を含む)にはガスケット部分に締付力低下の傾向が多く見られ、緩みによる漏れとなります。よって一般的には、初回熱付加後の再運転前に増し締め(締めなおし)をしていただくようお勧めしています。

Q. 漏れ発生時の増し締めは有効ですか?

A. 有効です。漏れ時の増し締めは内圧を抜いてから増し締めを実施していただくようお願いいたします。ただし、ジョイントシートの場合では温度による硬化があり破損する可能性があるなど、製品別に注意すべき点もございます。

Q. どのガスケットを選定すれば良いのかわからないので、選定してもらえないですか?

A. ご使用条件と併せてお問合せいただければ、当社技術担当が選定し、適切な製品を推奨させていただきます。

■ バルカーハンドブック技術編

■ バルカーハンドブック寸法編


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