バルカタイトガスケット

うず巻形ガスケットは、フィラー材として無機質紙テープ、バルカホイル(膨張黒鉛)テープやバルフロン(PTFE)テープを用いたうず巻形ガスケットで、V字形にくせ付けされたフープによる、豊かな弾性を有するガスケットです。
石油精製・化学、電力、ガス、船舶など各種産業における高温高圧の流体を扱う配管フランジ、熱交換器、塔槽類、バルブボンネットなど各種機器の接合面のガスケットとして適しています。

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バルカー製品番号
7591
製品名
ホワイトタイト(外輪付)

特長1
耐薬品性に優れたバルフロン(PTFE)テープをフィラー材に用いたうず巻形ガスケットです。他のフィラー材で使用できないような腐食性流体のシールや、気密性に優れているため、ガス体や真空シールに適したガスケットです。
特長2
外輪を取り付けたタイプです。外輪付ガスケットの外輪外周はフランジのボルトに内接し、ガスケットのセンタリングを容易にします。また、このリングはガスケットの補強と締付量を規制する目安としても役立ちます。平面座フランジに使用すると、ガスケット内径部の異常変形が考えられるため、No.7596(内外輪付)をおすすめします。
特長3
フランジの圧力レーティングがクラス900(JIS63K)以上の場合、または、フランジ呼び径が650A(26B)以上の場合は内外輪付をご使用ください。
特長4
耐食性に優れているため、適切なフープ材を選ぶことにより、ほとんどの流体へのサービスが可能です。
特長5
気密性に優れているため、ガス体や真空シール性能が大幅に向上します。

適用流体
水、海水、熱水、水蒸気、原油、アルコール、動植物油、熱媒油、一般溶剤、弱酸、弱アルカリ、強酸・強アルカリ、空気、窒素ガス、不活性ガス、排ガス、可燃性ガス、毒性ガス、酸素、極低温流体、など
不適な流体
用途
特に腐食性流体や酸素のシール、およびガス体や真空シールのガスケットとして適しています。

■ 製作寸法

規格管フランジ用

JIS管フランジ用=10K、16K、20K、30K、40K、63K
JPIおよびANSI管フランジ用 =クラス150、300、400、600、900、1500、2500
この他にASME、MSSなど各種規格管フランジ用も製作いたします。

規格外フランジ用

ガスケット厚さ(mm) 本体内径制作範囲
3.2(T) 10〜1500
4.5(V) 10〜3000
6.4(W) 300〜3400

ガスケット厚さ6.4mmの製品は、外輪外径最大3500まで製作可能です。

()記号は厚さ区分を表す記号です。

製作範囲は円形です。

■ 設計資料

基本形 外輪付 内輪付 内外輪付
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フィラー材: バルフロンテープ

注意事項: No.7591はご使用条件により内径側に異常変形を起こす恐れがあるため、できるだけ内外輪付をご使用ください。
PTFEは、溶融アルカリ金属、高温のふっ酸、三ふっ化塩素等に侵されるため使用しないでください。

■ 使用可能範囲

温度(℃) 圧力(MPa)
-260〜300 20.0

1. 温度と圧力は、それぞれ個別の使用限界を表しています。
2. 上記温度範囲は、フープおよび内・外輪の材質によって異なります。

■ 設計基準

ガスケット係数”m” 最小設計締付圧力"y"
(N/mm2
推奨締付面圧
(MPa)液体
推奨締付面圧
(MPa)ガス
3.0 68.9 30.0 35.0

推奨締付面圧は流体圧力は考慮せず、一般的な条件で必要な締付面圧であり、ガスケットの接触面積についての面圧です。

大口径の場合で、フランジの変形が予測される場合は、別途ご相談ください。

■ 流体別使用可能範囲

流体別使用可能範囲

■ ご注文に際して


■ FAQ

Q. うず巻形ガスケットは規格寸法以外も製造可能ですか?

A. ご指定いただければ、本体部、リングとも対応可能です。ただし、幅などで製造可能範囲がございますので、お問合せください。

Q. シートガスケットなどで締め付け隙間で管理をしたいのですが、どのようにすればいいでしょうか?

A. 隙間による管理は誤差が生じ易く正確な面圧が得られません。片締めの対策には有効ですので、トルク管理と併用してご活用ください。

Q. JPI、ASME/ANSI規格フランジのガスケット寸法の違いについて教えてください

A. JPIは基本的にはASME/ANSIからの引用ですので、元数値のミリ換算時の丸め誤差で多少寸法が異なることはあります。実使用上は、どちらの寸法でも同等のガスケット機能を果たすと認識します。

Q. プラント運転中は問題なくても、停止、再運転時に漏れが発生することがあるのはなぜですか?

A. 温度変化によりフランジ、ボルト、配管などの伸び縮みが起こります。その結果、温度低下時(再運転初期の低温時を含む)にはガスケット部分に締付力低下の傾向が多く見られ、緩みによる漏れとなります。よって一般的には、初回熱付加後の再運転前に増し締め(締めなおし)をしていただくようお勧めしています。

Q. 漏れ発生時の増し締めは有効ですか?

A. 有効です。漏れ時の増し締めは内圧を抜いてから増し締めを実施していただくようお願いいたします。ただし、ジョイントシートの場合では温度による硬化があり破損する可能性があるなど、製品別に注意すべき点もございます。

Q. どのガスケットを選定すれば良いのかわからないので、選定してもらえないですか?

A. ご使用条件と併せてお問合せいただければ、当社技術担当が選定し、適切な製品を推奨させていただきます。

■ バルカーハンドブック技術編

■ バルカーハンドブック寸法編


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